イラン 露が開発したワクチン使用を承認
新型コロナウイルスの感染拡大が深刻な中東イランで、ロシアが開発したワクチン、「スプートニクV」の使用が承認されました。
これはイランのザリフ外相が26日、訪問先のロシアで明らかにしたものです。イランメディアによりますと、ザリフ外相は、ロシアが開発したワクチン「スプートニクV」を25日、イランの当局が承認したと述べた上で、今後、ワクチンの購入やロシアとの共同生産を行いたい考えを示しました。
イランは、感染者数が累計で140万人近く、死者数が5万7000人を超えるなど、中東で最悪レベルの感染状況となっています。
一方で、最高指導者のハメネイ師は、「アメリカやイギリスはまったく信用できない」として、両国で製造されたワクチンの輸入を禁止する方針を示していました。