アメリカの医薬品大手「ジョンソン・エンド・ジョンソン」は２９日、新型コロナウイルスのワクチンについて、来週にも緊急使用の許可を申請すると発表しました。

ジョンソン・エンド・ジョンソンによりますと、開発中のワクチンの最終段階の臨床試験で６６％の有効性が確認されたということです。地域ごとでは、アメリカで７２％、変異ウイルスの感染が広がる南アフリカに限ると５７％だったとしています。来週中にもＦＤＡ（＝食品医薬品局）に緊急使用許可を申請する方針だということです。

このワクチンは接種が１回で済み、保管もしやすいことから、普及が期待されていて、実用化すればアメリカでは３つめのワクチンとなります。