インド インターネットのサービス一時停止
インド政府は30日、首都ニューデリー周辺で、インターネットのサービスを一時停止しました。インド各地で行われている農作物の取引などに関する新たな法律への抗議活動が激化するのを防ぐための措置とみられます。
去年9月に施行された農作物の取引などに関する新たな法律は、市場の規制を緩和するもので、農作物の価格が下がることを不安視する農業団体などが法律の廃止を求める抗議活動を続けています。
こうした中、ロイター通信によりますと、インド政府は30日、首都ニューデリー周辺の一部地域で、インターネットを停止させました。
政府は「公共の安全を維持するためだ」としていて、この日から始まった農家によるハンガーストライキが激化するのを防ぐ措置とみられます。
新たな法律をめぐっては、インド政府は今月、農業団体と協議し、法律を1年半停止する措置を講じました。しかし、その後も抗議活動は収まっておらず、こう着状態が続いています。