米大統領選 抗議活動発端ミネソタから中継
アメリカ大統領選挙はいよいよ投開票日を迎えました。両候補は当日も朝から精力的に動いています。争点の一つ、黒人差別問題について、全米に広がった抗議活動の発端となる事件が起きたミネソタ州から澤田記者が中継で伝えます。
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こちらは今年5月に黒人男性のジョージ・フロイドさんが白人警察官に殺害された現場です。選挙当日のきょう(現地時間3日)は、投票を終えた人たちも訪れています。
争点の黒人差別への対応をめぐっては、抗議デモに便乗した暴力を厳しく取り締まるトランプ大統領に対し、バイデン氏は、支持基盤の黒人有権者の怒りに寄り添う姿勢を見せています。
この追悼場所を訪れる人は、黒人差別に抗議してバイデン氏に投票した人たちがほとんどです。
投票を終えた男性「トランプ大統領は、人種差別と暴力を推進しているので、彼が再選されると事態がより悪くなる」
■Q:前回の選挙と比べて何か変化はありましたか?
今回は、ここミネソタ州でもすでに多くの人が投票をすませているのが特徴です。
私たちは、投票所を複数箇所回りましたが、期日前投票所に比べ、列はできていませんでした。地元メディアは、ミネソタ州では前回の大統領選に投票した実に6割もの有権者が期日前に投票していると伝えています。
■Q:有権者はどんな思いで投票しているんでしょうか?
こちらの取材では、黒人差別の問題を今こそ変えなければならないという声を繰り返し聞きました。こうした声の高まりが、バイデン氏を後押ししています。