ネット遮断…軍が抗議活動の封じ込め狙う
軍によるクーデターが起きたミャンマーの最大都市ヤンゴンで、大規模な抗議デモが行われました。軍は全土でインターネットを遮断し、抗議活動の封じ込めを進めています。
ヤンゴンでは6日、市民らが「クーデターは失敗し、民主主義が勝利する」などと声をあげながら大通りを行進し、拘束された人たちの解放を求めました。
ロイター通信などによりますと、クーデター以降最大規模となる数千人が参加し、市民と警察がにらみあう場面もありました。
抗議活動がSNSを通じて広がるなか、封じ込めを狙う軍側は、通信各社に対しインターネット通信を遮断するよう命じました。
全土で各種SNSが接続できなくなり、情報収集や発信が困難になっています。
こうした中、国連のミャンマー担当のブルゲナー特使は、5日朝までに軍のソー・ウィン副司令官とオンラインで会談し、クーデターを強く非難したうえで、アウン・サン・スー・チー氏らの即時解放を求めました。
クーデター以降、国連の特使が軍の幹部と接触したのは初めてです。