ファウチ氏“五輪はガイドライン整備重要”
東京オリンピックの開催について、アメリカのバイデン政権で新型コロナウイルス対策の専門家トップをつとめるファウチ氏は、「可能な限り安全を確保するガイドラインの整備が重要だ」との認識を示しました。
渡邊翔記者「(五輪のような大規模イベント開催のリスクに)日本政府はどのような準備をすべき?」
ファウチ首席医療顧問「可能な限り日本人と、日本を訪れる多くの人々の安全を確保するためのガイドラインが整備されていることが重要だ」
ファウチ氏は12日、外国メディア向けの会見で、「実際に大会を開催するかの判断は、日本に委ねられている。どこまでの人が参加するかは世界や日本の感染状況次第だ」と指摘しました。
そのうえで、日本政府は、国民だけでなく、訪れる選手や観客らにも安全を確保するガイドラインの整備を徹底すべきと強調しました。
また、各国で選手がワクチンの優先接種を受けるべきかについては、「選手は選手村に集まることになる。お互いの感染を防ぐためなら、それは合理的な理由になる」としています。