退任してまもなく1年となる韓国の文在寅前大統領が、住民の憩いの場として自宅近くに書店を開きました。尹錫悦政権への批判とみられる発言も明らかとなり、政治活動を再開するのではとの臆測も出ています。

書店は、南東部・梁山市の文前大統領の自宅近くで、25日、オープンし文氏も1日に1回は立ち寄るということです。

文在寅 前大統領
「住民たちの文化空間となり、憩いの場になることを期待します」

韓国メディアは「野党の政治家が頻繁に訪れる場となるか注目される」と指摘、文氏側は「過度な意味を込めてはいけないと」と説明していますが、政界では政治活動を再開するのではないかとの臆測も出ています。

また、来月には文氏を主人公としたドキュメンタリー映画が公開されます。この中で文氏は、「5年間かけて国民と共に成し遂げた成果があっという間に崩れ落ち、むなしい気持ちになる」と発言していて、尹政権への批判とみられ、政治的な発言として注目されています。