日韓首脳会談、国民が失望「失うものだけが多い」 韓国最大野党・李代表が主張 “徴用工問題”解決策の撤回を強調
韓国の最大野党の李在明代表は11日、先月行われた日韓首脳会談について「韓国が失うものだけが多い」と述べ、いわゆる徴用工問題の解決策についても撤回されるべきだと主張しました。
最大野党「共に民主党」の李在明代表は11日、ソウル市内で会見を行い、外交などについて言及しました。李代表は日本との関係について「改善は必ず必要だが、未来志向的でなければならない」と述べました。
その上で、先月の日韓首脳会談では「韓国側が得るものがなく、失うものだけが多い。日本は得るものが多く、失うものがない」と述べ、国民が失望していると主張しました。
韓国政府が発表した徴用工問題の解決策についても「一方的な提案」だとして撤回されるべきだと強調しています。
李代表は先月、検察当局に背任などの罪で在宅起訴されていて、尹政権の対日政策などを批判することで、自らの影響力を示したいとの思惑もあるものとみられます。