オランウータンなどに“初”ワクチン接種
アメリカ・カリフォルニア州の動物園で、オランウータンなどに新型コロナウイルスのワクチン接種が行われました。動物向けに開発されたワクチンで、地元メディアは、人間以外の霊長類として初めてだと伝えています。
地元メディアによりますと、カリフォルニア州のサンディエゴ動物園で今年1月から2月にかけて、類人猿のオランウータンとボノボのあわせて9頭に、新型ウイルスのワクチンが接種されました。このワクチンは、動物向けの製薬会社が開発したもので、人間以外の霊長類が新型ウイルスのワクチンを接種したのは初めてだということです。
この動物園では1月に、ゴリラが新型ウイルスに感染したことが確認されていて、ワクチンの接種より感染の方がリスクが高いと判断し、今回の接種を決めたということです。