日米豪印4か国 12日に初の首脳会合へ
アメリカのホワイトハウスは、日本、アメリカ、オーストラリア、インド4か国の初めての首脳会合が、12日に行われると発表しました。中国の影響力拡大を念頭に、インド太平洋地域の連携強化が主な議題となります。
ホワイトハウス・サキ大統領報道官「我々はインド太平洋地域の同盟国・パートナーとの緊密な協力を重視している」
日米豪印4か国、いわゆる「クワッド」の首脳会合はオンラインで行われ、サキ報道官は、「新型コロナウイルス、経済協力、気候変動まで、世界が直面する多岐にわたる議題が話し合われる」としています。
こうした中、アメリカのデービッドソン・インド太平洋軍司令官は9日、「クワッド」の4か国の連携について、「安全保障だけでなく、経済や5Gの技術協力など、はるかに多くのことを世界にもたらす民主主義のダイヤモンドだ」と強い期待感を示しました。
一方で中国について、「今後10年の間に核兵器量を少なくとも2倍に増やすだろう」と述べ、中国がさらに早いペースで核兵器の配備を進めた場合、アメリカの核戦力を上回る可能性があると危機感を示しました。