日本とイギリスの外務・防衛閣僚が、強引な海洋進出を進める中国を念頭に連携強化で一致したことについて、中国政府は「地域の平和と安定を損なってはいけない」などとけん制しました。

日英の外務・防衛閣僚は３日夜に会談し、中国の海洋進出を受けて連携を強化することで一致、中国が海上警備を担う海警局に武器使用を認める「海警法」を施行したことについても議論しました。

これに対して中国外務省の報道官は４日、「海警法の制定は、中国の正常な立法活動で国際慣行にも合致する」として正当性を強調しました。その上で、「関係国間で協力を展開するには、第三者の利益や地域の平和と安定を損なってはいけない」と述べ、日英の連携の動きをけん制しています。