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盗まれた仏像が韓国から寺関係者に返還 長崎・対馬の寺

2025年1月24日 13:33
盗まれた仏像が韓国から寺関係者に返還 長崎・対馬の寺

13年前、長崎県・対馬の寺から盗まれ、その後、韓国で見つかった仏像が24日、寺の関係者に返還されました。

24日朝、韓国側から長崎県対馬市の観音寺の関係者に返還されたのは、長崎県の有形文化財「観世音菩薩坐像」です。

この仏像は2012年に観音寺から盗まれ、韓国で見つかりました。

その後、韓国の浮石寺が「中世の時代に日本に略奪された」として所有権を主張し韓国の裁判所に提訴しました。

2023年10月、韓国の最高裁判所が時効を理由に訴えを退けたことにより、観音寺の所有権を認める判決が確定し、24日、13年ぶりに韓国側から返還されました。

観音寺・前住職 田中節孝さん
「(仏像が)早くお帰りになることを願っているわけだから、それがかなうのは待つ者にとっては非常にうれしい」

ただ、仏像は韓国側の寺の要請を受け、100日間の法要のため貸し出されることなっていて、観音寺に戻るのは5月になる見込みです。

最終更新日:2025年1月24日 13:55