米国務長官らの日韓歴訪「重要性示したい」
アメリカ国務省の報道官は11日、ブリンケン国務長官が初の外遊先にアジアを選んだ理由について、「ここ数年で同盟関係が弱体化していた」「同盟の重要性を示したい」などと述べました。
国務省・プライス報道官「ここ数年で同盟・パートナーシップが弱体化し、ほころびを見せていたことは否定できない」
国務省のプライス報道官は、トランプ政権下でアジアでの同盟・パートナーシップ関係が「弱体化していた」と述べつつ、来週、ブリンケン国務長官とオースティン国防長官が初の外遊先として、日本と韓国を歴訪することについて、「同盟の重要性を示すための訪問だ」と強調しました。
また、ホワイトハウスのサキ報道官は、国務長官らの日韓歴訪の直後に、北西部アラスカ州で開く中国との外相級による会談について、香港問題や新疆ウイグル自治区などでの人権侵害に懸念を表明する方針を示しました。その一方で、「協力できる分野についても話し合う」としています。