変異ウイルス急増 ローマなど再び都市封鎖
変異ウイルスの感染者が急速に増えているイタリアでは、15日からローマなど主要都市が再びロックダウンに入りました。
――人気のないスペイン広場。
イタリアでは1日の新規感染者が2万人を超え、首都ローマやミラノ、ベネチアなどの主要都市の多くで再びロックダウンが始まりました。イギリス型の変異ウイルスに感染する人の割合が増えていて、子どもなど若い世代の間にも広がっています。
一方でワクチンの普及は進んでおらず、1回目の接種を終えた人は人口の8パーセントほどにとどまっています。
ヨーロッパではワクチンの普及が進むイギリスで感染者数が大幅に減少する一方、接種が遅れているドイツやフランス、オランダなどで変異ウイルスが広がり、「第3波」への懸念が高まっています。