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ソウル 外国人PCR義務“差別的”で撤回

2021年3月19日 20:54

韓国・ソウル市は新型コロナウイルスの対策として、すべての外国人労働者にPCR検査を義務づけましたが、“差別的”との指摘を受けて2日で撤回に追い込まれました。

ソウル市は17日から市内でのすべての外国人労働者に対し、今月末までに無料のPCR検査を受けるよう義務づけました。違反した場合、200万ウォン、日本円でおよそ19万円の罰金が科されます。ただ、科学的な根拠を示さないまま、外国人のみを対象にしたことに、日本人を含む現地の外国人には困惑が広がりました。

ソウル在住、日本人男性「罰金刑もあるので、しょうがなく受けに来た感じです」

今回の措置について、イギリスのスミス駐韓大使は、「公正な措置ではなく、効果があると思えない」などと韓国側に懸念を表明。こうした指摘を受け、ソウル市は19日夕方、検査を義務ではなく勧告に急きょ、変更しました。