スパイ罪で起訴 北京でカナダ人男性初公判
中国で拘束され、スパイ罪で起訴されたカナダ人男性の初公判が22日、北京で行われました。
22日に開かれたのはカナダ人の元外交官マイケル・コブリグ氏の初公判です。コブリグ氏は2018年12月に拘束され、去年、スパイ罪で起訴されましたが、中国の通信機器大手ファーウェイの孟晩舟副会長がカナダで逮捕された直後に拘束されたことから、報復措置とみられていました。
裁判所には、アメリカやイギリス、オーストラリアなど20か国以上の外交官も集まり、裁判の傍聴を求めましたが、許可されませんでした。
カナダ大使館関係者「アクセスや法的手続きの透明性が欠けていることを深く懸念している」
中国当局関係者「国家機密と関わっているため公開裁判は行わない誰も傍聴できない」
カナダではアメリカが求めている孟氏の身柄引き渡しに関する裁判が続いていて、圧力をかける狙いもあるとみられます。