中国で“スパイ罪”カナダ人が起訴 初公判
中国で拘束されスパイ罪で起訴されたカナダ人の初公判が、19日、開かれました。
中国メディアによりますと、中国東北部、遼寧省・丹東の裁判所で、19日、カナダ人のマイケル・スパバ氏の初公判が開かれました。裁判所は、今後、期日を定めて判決を言い渡すとしています。
スパバ氏は、カナダ国籍のビジネスマンで、2018年12月に拘束され、去年6月に「国家機密を探り、外国に提供した」としてスパイ罪で起訴されていました。具体的にどのような行為が違法とされたかについては明らかになっていません。
また、別のカナダ人1人も同じスパイ罪で起訴されていて、22日に初公判が行われます。2人は中国の通信機器大手ファーウェイの副会長、孟晩舟被告が2018年12月に、アメリカの要請によりカナダで逮捕された直後に拘束されたことから、報復措置とみられています。