２０１８年に中国で拘束され、その後、スパイ罪で起訴されたカナダ人２人について、１９日以降、公判が開かれることが明らかになりました。

カナダのガルノー外相は１７日、中国で２０１８年に拘束されたカナダ人２人の公判が１９日と来週２２日にそれぞれ開かれると明らかにしました。中国にあるカナダ大使館に連絡があったということです。

カナダの元外交官のマイケル・コブリグ氏とビジネスマンのマイケル・スパバ氏で、２０１８年１２月に拘束され、その後、去年６月に「国家機密を探り外国に提供した」などとして、スパイ罪で起訴されていました。

２人は、中国の通信機器大手・ファーウェイの副会長・孟晩舟被告が２０１８年１２月に、アメリカの要請によりカナダで逮捕された直後に拘束されたことから、報復措置とみられています。

カナダのガルノー外相は、声明で、「拘束は恣意的なものだと考えていて、手続きに透明性が欠けていることに対して深く懸念している」とコメントしています。