新型コロナウイルスの第２波が起きているインドで、２つの変異ウイルスの特徴をあわせ持つ新たな変異ウイルスが見つかりました。

ロイター通信によりますと、インド当局が「二重変異ウイルス」と呼ぶ新たな変異ウイルスは、すでに特定されている２つの変異ウイルスの特徴をあわせ持っています。

これまでにインドの１８の州で見つかっていて、商業都市ムンバイがある西部のマハラシュトラ州で、最も多い２００以上の症例を確認しています。

保健当局は、これまでのところ感染力や致死率が高まるという証拠はないものの、さらなる研究が必要だと話しています。

インドの新規感染者の数は、去年９月の１０万人近くから１万人ほどに減少していましたが、今月に入って再び急増。２５日には今年最多となる５万３０００人あまりの感染が確認されています。