スエズ運河の通航再開 混雑解消には時間も
エジプトのスエズ運河当局は29日、座礁していた大型コンテナ船が岸から離れることに成功したことを受け、運河の通航を再開すると発表しました。
運河当局が29日に公開した映像からは、座礁していた大型コンテナ船『エバーギブン』が航行している様子がわかります。
エバーギブンは、今月23日に運河をふさぐ形で座礁し、船首付近の土砂を重機で取り除く作業などが連日続けられていました。その結果、29日になり船体が浮上し、航行できるようになったということです。
当局はこれを受けて、「運河の通航を再開する」と発表しました。
6日ぶりに船が動いたことで、周辺で立ち往生していた300隻以上の船舶が運河を通過できるようになりますが、混雑の解消には時間がかかりそうです。