WHOやEU パンデミック備え国際条約を
WHO(=世界保健機関)とEU(=ヨーロッパ連合)などは、将来起こりうる感染症のパンデミックに備え、世界各国が協力して対応することを目指す新たな国際条約の締結を呼びかけました。
WHOのテドロス事務局長と、EUのミシェル大統領は30日、オンラインで会見を開き、今後のパンデミックに対応するため、新たな国際条約の構想を発表しました。
新型コロナウイルスの教訓から、情報共有やワクチンの確保、治療薬の開発などで、国際社会が協力する仕組みを作ることを目指していて、世界各国に条約の締結を呼びかけています。
31日の時点で、ヨーロッパやアジア、アフリカなど25か国の首脳が署名していますが、日本や米国、中国などは参加していません。新条約は、ことし5月のWHOの年次総会で議論される予定です。