米ではメジャーリーグ開幕 毎日消毒作業も
韓国・ソウルで市長選挙の期日前投票が2日から始まり、文在寅大統領も手袋をつけて投票を行いました。また、アメリカではメジャーリーグが開幕し、球場には2シーズンぶりにファンの姿がありました。海外でのコロナをめぐる最新の動きです。
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■アメリカ 観客数を制限し、メジャーリーグ開幕
(アメリカ感染者 3053万9761人
死者 55万3138人
※米ジョンズ・ホプキンス大 2日午後5時時点)
世界最多の3000万人以上が感染したアメリカ。ニューヨークのヤンキースタジアムでは開幕戦を迎え、2シーズンぶりにファンの姿が戻ってきました。
ニューヨークのヤンキースタジアムで1日、メジャーリーグの開幕戦が行われました。観客数は収容人数の20パーセントが条件。およそ1万人の観客の入場が許可されました。
ヤンキースのファン「開幕戦だからワクワクしている。きょうは楽しむ」
開幕の前日には、選手が汗を流すグラウンドの横で、観客席では急ピッチで消毒作業が行われています。消毒作業は毎日行われるということです。
消毒作業担当者「観客を入れる前に安全が必要です」
入場時には検温とマスクの着用。また、陰性証明かワクチン接種の証明の提示も義務付けられています。中には、新しいルールに戸惑う人も。
陰性証明を持っていない人「球場で検査を受けられると思っていた。今近くの検査所を探している」
カリフォルニア州でも、ついに大谷翔平選手を直接見られるということで、球場前にはファンの長い列ができています。大谷翔平選手が所属するエンゼルスの球場では、収容人数の33%、およそ1万5000人の入場が可能に。
現地在住・日本人ファン「人とはなるべく近づかずに応援をひっそりしたい」
感染対策としてチケット販売は全てオンライン。マスク着用なども求められています。
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■ブラジル 死者急増で夜間も埋葬
(ブラジル感染者 1283万9844人
死者 32万5284人
※米ジョンズ・ホプキンス大 2日午後5時時点)
世界で2番目となる1200万人以上が感染したブラジル。ロイター通信などによりますと、死者が急増。夜間も埋葬が行われています。ブラジルでは、これまでに32万人以上が亡くなっています。
遺族「私たちやブラジル、そして世界の多くの家族がきょう悲しんでいます」
また、新型ウイルスの死者を埋葬するため、古い墓地から遺体を取り出す作業も行われています。取り出された遺体は別の場所に移されるということです。
ブラジルでは再び感染が急速に拡大。今月1日の新規感染者は9万人以上となっています。
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■ベルギー 若者らと警察が衝突
(ベルギー感染者 88万7920人
死者 2万3045人
※米ジョンズ・ホプキンス大 2日午後5時時点)
88万人以上が感染したベルギー。ブリュッセルの公園で1日、若者らと警察が衝突しました。警察に物を投げつける人も。ロイター通信などによりますと、フェイスブックでパーティーを行うとの告知が。
警察はエイプリルフールの冗談だとしていますが、およそ2000人が集まったということです。
高校生(17)「若者の特権を楽しみたいのに、楽しめなくて悲しい」
ベルギーはロックダウン中で、4人以上の集まりは禁止されているということです。
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■韓国 ソウル市長選の期日前投票で文在寅大統領も手袋つけ投票
(韓国感染者 10万4194人
死者 1737人
※韓国・保健当局 2日)
10万人以上が感染した韓国。ソウル市内の投票所では入り口で温度チェックが行われ、係員が手の消毒や手袋着用を促しています。
ソウルとプサンでは、2日から市長選挙の期日前投票が始まりました。新規感染者が増加傾向になる中、感染対策も念入りです。文在寅大統領も手袋をつけて投票しました。
投票した人「感染対策はうまくいっていて、距離も守られていました」
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■北朝鮮 各国の大使館員らが出国
これまでに、感染者は確認されていないと主張する北朝鮮。各国の大使館職員らが、相次いで出国していることが分かりました。北朝鮮のロシア大使館は1日、フェイスブックに各国の大使館などの写真を投稿。
各国の大使館員ら38人や、人道支援を行う国連機関の職員が出国したということです。出国の理由は、厳しい感染対策や物資不足だということで、現在、北朝鮮に残っている外国人は290人以下だということです。
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各国のワクチン接種回数は、アメリカが1億5000万回以上とトップ。その後中国、インドと続いています。
世界ではおよそ1億3000万人が感染。死者は280万人をこえています。
(世界感染者 1億2963万5218人
死者 282万8146人
※米ジョンズ・ホプキンス大 2日午後5時時点)