アメリカ・ニューヨークで５日、メジャーリーグ・ヤンキースの球場を使用した新型コロナウイルスワクチンの大規模接種が始まりました。

ヤンキースタジアムでの接種は全て事前予約制で、最初の１週間で最大１万５０００人の接種が可能だということです。

接種した人「安心した。ワクチンを受けられてうれしい」「巨大ワクチン会場ができて近くに住んでいたらすぐに接種できる」

スタジアムがあるのは、黒人やヒスパニック系住民が多く住むブロンクス地区で、市は接種の対象をこのエリアの住民に限定し、住所を示す資料を提示することを義務づけました。

黒人やヒスパニック系住民は他の人種に比べて新型ウイルスで、より大きな打撃を受けましたが、ワクチンに対する情報不足や不信感などもあって接種が進んでいません。

デブラシオ市長は「この地区に住む人は最も守られる必要がある」と話しています。