日米韓の安保担当高官 対北朝鮮で協力確認
日米韓3か国の安全保障を担当する高官による協議が2日、アメリカのワシントン近郊で行われ、北朝鮮の非核化に向け3か国の緊密な協力を確認した、との共同声明を発表しました。
協議には、北村国家安全保障局長、アメリカからサリバン大統領補佐官、韓国から徐薫国家安保室長が出席。主な議題として、アメリカが進め、大詰めを迎えている対北朝鮮政策の見直しなどが話し合われました。
発表された共同声明によると、3か国が、北朝鮮の核・弾道ミサイル計画について懸念を共有し、非核化に向けて緊密に協力することをあらためて確認したということです。そのために、国連安保理決議の完全な実施、核拡散の防止などが不可欠だとしています。
また、拉致問題の迅速な解決の重要性も確認したということです。
一方、日米の間では、今月16日にワシントンで行われる日米首脳会談にむけて引き続き連携することを確認。日韓の間では、個別に北朝鮮情勢について意見交換したということです。