北“飛翔体発射”失敗…高度20キロ以下で空中爆発か
韓国軍は北朝鮮が16日午前、何らかの飛翔体を発射したものの失敗したと推定されると発表しました。高度20キロ以下で空中爆発したとみられます。
韓国軍によりますと、北朝鮮は午前9時半ごろ、平壌の順安一帯から未詳の飛翔体を発射したものの、発射直後に失敗したと推定されるということです。
軍関係者は、発射後に「高度を上げられなかった」との見方を示していて、高度20キロ以下で空中爆発したとみられています。韓国軍は、飛翔体が弾道ミサイルだったとみて、追加の発射があるか動向を追跡しています。
北朝鮮は今月5日など2回の発射について、偵察衛星の開発のための実験だと主張しましたが、日米韓3か国は新型のICBM(=大陸間弾道ミサイル)のシステムの実験だと分析。今後、最大飛距離で発射を行う可能性があるとみて、警戒を強めていました。