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イスラエルが“報復”空爆 ハマスから大規模攻撃、戦闘員の住宅地“異例”侵入も… 一連の応酬で500人近い犠牲

2023年10月8日 12:43

中東パレスチナ自治区から大規模なロケット弾攻撃を受けたイスラエルは7日、報復の空爆を行いました。一連の応酬で500人近い犠牲が出ています。

ロイター通信などによりますと7日、パレスチナ自治区のガザ地区を実効支配するイスラム原理主義組織ハマスが、2000発以上のロケット弾を発射したほか、ハマスの戦闘員がイスラエルの住宅地に侵入し、激しい攻撃が行われました。

戦闘員がイスラエル側に侵入するのはきわめて異例のことで、少なくとも250人が死亡したということです。また、数十人のイスラエル兵や市民が連れ去られているということです。

攻撃を受け、イスラエルのネタニヤフ首相は「戦争状態にある」と述べて大規模な報復を宣言、イスラエル軍がガザ地区を空爆しました。ガザ地区の保健当局はこれまでに230人以上が死亡したと発表、一連の応酬で500人近い犠牲が出ており、事態の悪化が懸念されています。

バイデン大統領
「アメリカはイスラエルを支持する。我々は引き続きイスラエルが自衛できるよう支援する」

アメリカのバイデン大統領は7日、ネタニヤフ首相と電話会談後に演説し、「テロは決して正当化されない」とハマスを非難し、「イスラエルの安全保障に対する我々の支援は揺らぐことはない」と強調しました。