米・ケリー大統領特使 今週、中国訪問へ
アメリカの有力紙「ワシントン・ポスト」が、気候変動問題を担当するジョン・ケリー大統領特使が今週、中国を訪問すると報じました。実現すれば、バイデン政権の高官として初めての訪中となります。
ワシントン・ポストによりますと、ケリー特使は今週、上海を訪問する予定で、中国の解振華・気候変動担当特使と会談する方向で調整しているということです。バイデン政権は、気候変動問題では中国と協力していく姿勢を明確に打ち出しています。
今月22日と23日にバイデン大統領が主催する気候変動サミットには、習近平国家主席らおよそ40の国と地域の首脳らを招待していて、これを前に、米中両国が協力できる具体的な取り組みを探るものとみられます。
バイデン政権の高官が中国を訪問すれば、政権発足以来、初めてとなります。ケリー特使は今月1日から、初のアジア訪問としてインド、アラブ首長国連邦、バングラデシュを歴訪しています。