軍法会議で市民7人に死刑判決 ミャンマー
軍が全権を掌握しているミャンマーで、軍の協力者を殺害したなどとして、市民7人が軍法会議により死刑判決を受けたことが分かりました。
ミャンマーは正月を迎える連休に入っていますが、市民らのデモは各地で続いています。軍の弾圧で多くの血が流れたとして、市民らは赤い塗料をまいて抗議しました。
こうした中、国営テレビは、先月15日、ヤンゴンの戒厳令が出されている地区で、軍に情報提供したとされる女性を、刃物で切りつけ殺害するなどした罪で、市民7人に死刑判決が言い渡されたと伝えました。
今月8日には、軍関係者を殺害したとして、市民19人に死刑判決が下されています。いずれも軍法会議での判決で、上訴は認められていません。軍は強硬姿勢を示すことで、市民らを抑え込む狙いです。