ウクライナのNATO加盟 具体的なスケジュール示されず ゼレンスキー大統領、支援などについて加盟国と議論へ
NATO=北大西洋条約機構の首脳会議は2日目に入りました。このあとウクライナのゼレンスキー大統領が出席して今後の支援などについて加盟国と議論を行う予定です。
会場から中継です。
ゼレンスキー大統領は会場に入る際、取材に応じウクライナのNATO加盟や安全保障について議論をしたいと語りました。
ゼレンスキー大統領
「ウクライナのNATO招待について同じ見解を持ちたいと考えている」
ゼレンスキー大統領はウクライナのNATO加盟について期限を示すよう求めていましたが、NATOは共同声明で具体的なスケジュールは示しませんでした。
ゼレンスキー大統領はこの後、今回、新設されたNATO加盟国とウクライナが対等な立場で協議する「NATOウクライナ理事会」の初会合に出席する予定で発言が注目されます。
(12日の会議の焦点はどういったものになるのでしょうか)
ウクライナがNATOに加盟するまでの安全をどう保障していくかです。
G7首脳はウクライナの長期的な安全を保障するための共同宣言に署名する予定です。イギリス政府によりますと、共同宣言には戦争を終結させ将来のロシアによる攻撃に対応するための長期的な支援が盛り込まれ、各国が防衛装備の提供やサイバー対策の支援、軍事訓練の拡大などを行うということです。
アメリカ政府高官は「共同宣言は今後のロシアからの侵略を防ぐための非常に大きなメッセージになる」と強調しています。