仏・マクロン大統領 「ロシアが“国境付近から一部撤退”で同意」
緊迫するウクライナ情勢をめぐり、フランスのマクロン大統領は8日、ロシアのプーチン大統領がウクライナとの国境付近から部隊の一部を撤退させることに同意したと述べました。
マクロン大統領は8日、ウクライナのゼレンスキー大統領と会談し、前日にロシアのプーチン大統領と協議した内容を伝えました。
マクロン大統領は会談後の記者会見で、プーチン大統領がウクライナの隣国ベラルーシで行われる合同軍事演習の後、参加した部隊を撤退させることや、今後も協議を継続することで同意したと述べました。
マクロン大統領「プーチン大統領は『自分は軍事的緊張を高める原因にはならない』と言った」
10日にはロシア、ウクライナ、フランス、ドイツの高官が協議するということです。
マクロン大統領はこの後、ドイツを訪問してショルツ首相らと会談したほか、近く、プーチン大統領と電話会談する予定で、緊張緩和に向けた動きを活発化させています。