ミャンマー軍の報道官は２１日、２４日に開かれるＡＳＥＡＮ（＝東南アジア諸国連合）の緊急の首脳会議に、軍トップの総司令官が出席すると明らかにしました。

ＡＳＥＡＮはインドネシアで２４日、クーデターが起きたミャンマー情勢を話し合う緊急の首脳会議を対面形式で開催します。

ミャンマー軍の報道官は２１日、この会議に軍のトップのミン・アウン・フライン総司令官が出席すると明らかにしました。ミャンマー軍のトップがクーデター後、外国の首脳と直接会うのは初めてとなります。

ＡＳＥＡＮとしては加盟国主導で事態を打開したい考えですが、すでにタイが首相の代わりに外相の派遣を決めるなど一枚岩ではありません。２４日の会議では、どこまで踏み込んだ打開策をまとめられるかが注目されます。

一方、ミャンマーの市民は、軍のトップが首脳会議に出席することについて、「ＡＳＥＡＮは軍事政権を国の代表として認めるのか」などと激しく反発しています。