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韓国のハンセン病元患者家族 初の一斉申請

2021年4月26日 20:37

ハンセン病の元患者の家族に対する差別被害を救済する日本の法律に基づき、韓国の元患者の家族およそ60人が初めて一斉に申請を行いました。

26日の会見で弁護団は、今月19日、日本の厚生労働省に、韓国のハンセン病の元患者家族62人分の申請書を提出したと明らかにしました。

2019年に成立した補償法は、ハンセン病の元患者の配偶者、親や子どもに180万円、兄弟姉妹などに130万円を支給するものです。戦前、日本の統治下にあった朝鮮半島や台湾なども対象で、韓国の元患者家族の申請は初めてとみられます。

弁護団は、日韓の弁護士と支援団体の協力の成果だとした上で、「日韓のほかの歴史問題解決のきっかけになることを望む」と述べています。