韓国で、新型コロナウイルス対策のため営業が禁止されている接待を伴う飲食店を、ホテルを使って営業したとして、店の経営者ら１０人が摘発されました。

――４月３０日夜、ソウル近郊のホテルの一室に警察が立ち入ると、部屋にいた男性は慌てて何かを隠そうとしますが、制止されます。

警察「あるものを全部出して」

男性のポケットからは帳簿とみられる紙が出てきました。この情報をもとに警察が別の部屋に向かうと、テーブルには飲みかけの酒などが散乱していました。泥酔していた男性は警察にも気づかずベッドで寝たままです。

客「私の恋人ですよ、恋人、恋人」

部屋にいた男女は恋人同士などと主張しますが、実は客と従業員です。警察は、新型ウイルス対策で営業が禁止されている接待を伴う飲食店をホテルで違法に営業したとして、店の経営者や客など１０人を摘発しました。

韓国では第４波の拡大が懸念されていて、当局は取り締まりを強化しています。