中国ロケット、米「残骸撃墜する計画ない」
中国が先月末に打ち上げたロケットの残骸が地表に落下する可能性があるとして、アメリカの国防総省が追跡している問題で、オースティン国防長官は、現時点で残骸を撃墜する計画はないと述べました。
オースティン国防長官「現時点で、撃墜する計画はない。誰にも害を及ぼさない場所、海のような所に落ちることを願っている」
オースティン長官は、「宇宙空間で活動する者には、安全で思慮深い行動が求められる」と強調しました。また、ロケットの残骸が落下する時期の最新の見通しは、今月8日から9日の間とも明らかにしています。
中国のロケット「長征5号B」は先月末、中国独自の宇宙ステーション建設に向けた施設を運ぶために打ち上げられましたが、機体が長く、落下時に大気圏で燃え尽きない可能性があると指摘され、国防総省が追跡しています。