韓国・文在寅大統領「感無量」規制撤廃を“自画自賛”
およそ2年ぶりに飲食店の営業制限などの新型コロナウイルス対策が撤廃された韓国。5月に任期満了を迎える文在寅大統領は、任期内に日常に戻ることになったと、自身のコロナ対策を自賛しました。
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一時、1日の感染者数が62万人を超え、世界最悪の水準だった韓国。19日の新規感染者数は11万8504人と、減少傾向が続いています。
18日から、およそ2年ぶりに飲食店の営業制限などの新型コロナウイルス対策が撤廃されました。
日が暮れると、ソウルの飲食店街は、制限解除後初めての夜を満喫しようと集まった人々で埋め尽くされていました。
飲食店の客
「友達の誕生日でケーキを持って外出した。規制が解除されてとても幸せ」
夜が深まり、クラブ前には長蛇の列ができ、別の店の前にもたくさんの人がいました。
深夜バスは帰宅しようとする市民でぎゅうぎゅう詰めの状態になっていました。タクシーもつかまりづらく、韓国メディアによると、2時間待ちの状況もあったということです。
韓国政府は、5月下旬からは、感染した場合でも「隔離義務」をなくす方針を示していて、より一層、日常の回復が期待されています。
この状況に、5月に任期満了を迎える文在寅大統領は「わが政府の任期内に、皆が願っていた日常に戻ることになり、非常に感慨無量です」と、自身のコロナ対策を自賛しました。