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国連総会 露に対し“侵攻に伴う損害賠償要求”決議を採択 賛成94か国

2022年11月15日 3:33
国連総会 露に対し“侵攻に伴う損害賠償要求”決議を採択 賛成94か国

国連総会は、日本時間15日午前3時過ぎ、ウクライナ情勢に関する緊急特別会合で、ロシアに対して侵攻に伴う損害の賠償を要求する決議を94か国の賛成により採択しました。

国連総会が採択した決議では、ロシアによるウクライナ侵攻によって人命が失われていることや、インフラおよび天然資源などが破壊されていることに「重大な懸念」を表明。その上で、ロシアはウクライナに対する国際法違反について、損害賠償を含む責任を負わなければならないと指摘しています。

賠償にあたっては、国連加盟国で「国際的な仕組み」を構築し、損害についての証拠などをまとめた記録を作ることを推奨しました。

採決に先立ち、ウクライナのキスリツァ国連大使は、「ウクライナが国を再建し、戦争から回復するためには正義が必要だ」と述べた上で、「今こそロシアの責任を問う時だ」と訴えました。

これに対し、ロシアのネベンジャ国連大使は、「国連の枠組みを超えた決議案だ」などと反発し、反対票を投じるよう呼びかけました。

その後、行われた採決の結果、94か国の賛成により決議が採択されました。反対はロシアのほか、中国やベラルーシなど14か国、棄権は73か国でした。

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