香港「リンゴ日報」創業者の資産を凍結
香港の治安当局は14日、中国に批判的な香港メディア「リンゴ日報」の創業者の資産を凍結したと発表しました。
資産を凍結されたのは、中国に批判的な論調で知られる香港メディア「リンゴ日報」の創業者、黎智英氏です。
香港当局は14日、黎氏の銀行口座やリンゴ日報の株式などの資産を国家安全維持法に基づき凍結したと発表しました。リンゴ日報によりますと、凍結された資産は日本円でおよそ50億円です。
黎氏は現在、違法集会の罪などで実刑判決を受けて服役中で、国家安全維持法違反の罪でも起訴されています。
また、リンゴ日報のグループ会社は、14日、経営の悪化を理由に台湾での新聞発行を停止すると発表しました。今後は電子版だけで運営するということです。
香港では、国家安全維持法が言論封殺の手段になっているとして危機感が高まっています。