中国 北京五輪“ボイコット案”に反発
アメリカの下院議長が来年の北京オリンピックの「外交的ボイコット」を呼びかけたのに対し、中国政府は「卑劣な政治的たくらみをやめるべき」などと強く反発しました。
アメリカの与党民主党のペロシ下院議長は18日、中国の新疆ウイグル自治区でジェノサイド(=集団虐殺)が続いているとして来年の北京冬季オリンピックに選手団以外の政府関係者を派遣しない「外交的ボイコット」を呼びかけました。
これに対して、中国外務省の報道官は19日の会見で、「強い不満と断固とした反対」を表明し、「典型的なアメリカ式の茶番であり、支持されないし、成功もしない」と強調しました。
その上で、「オリンピックを利用した卑劣な政治的たくらみをやめるべき」と強く反論しています。