“完全自動運転”の列車が衝突 マレーシア
列車の床に倒れた人々。うめき声が聞こえる車内にはガラスなどが散乱し、多くの人が血を流して横たわっています。
24日夜、マレーシアの首都・クアラルンプールで列車同士が正面衝突しました。事故が起きたのは、日系企業も多く進出するビジネスの中心地です。
この路線は完全自動運転の鉄道。地元メディアによりますと、多くの乗客を乗せた列車が自動運転で中心部の駅を出発した後、トンネル内で反対方向から来た試運転中の車両と衝突したということです。
マレーシア 運輸相
「衝突したとき、それぞれ時速20キロと時速40キロで走行していて、大きな衝撃で一部の乗客が座席から飛び出した」
この事故で213人がケガをし、そのうち47人は重傷だということです。事故の原因について、警察は連絡ミスの可能性があると指摘しています。