中国軍が南シナ海で戦闘機数十機が参加して軍事演習を行い、その映像が公開されました。周辺国との対立が深まるなか、軍事力を誇示する狙いがあるとみられます。

中国国営テレビによりますと、軍事演習は南シナ海で行われたもので、具体的な日時は明かさず、最近とだけ伝えています。

公開された映像では、海上を低空飛行した戦闘機が目標に向かって爆撃する様子が分かります。中国軍の戦闘機数十機が参加し、使われた実弾は数千発にのぼるということで、「参加した全てのパイロットが良好な成績をおさめた」と伝えています。

南シナ海では領有権を争う周辺国や軍の艦船を派遣して「航行の自由」作戦を行うアメリカなどと緊張が高まっています。中国としては対立が深まるなか、軍事力を誇示する狙いがあるとみられます。