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安全ブレーキ“作動させず”伊ゴンドラ落下

2021年5月27日 1:58

イタリア北部でロープウエーからゴンドラが落下し14人が死亡した事故で、緊急用のブレーキを、わざと作動しないようにしていたことが事故につながったとして運行会社の幹部3人が逮捕されました。

この事故は、今月23日、ピエモンテ州で観光用のロープウエーのロープが切れてゴンドラが落下し、14人が死亡したものです。地元メディアによりますと、ロープがなんらかの理由で切れた直後、ゴンドラは時速100キロ以上もの速度で補助用のロープを滑り落ち、支柱にさしかかったところでロープから外れて落下したとみられるということです。

本来であれば、安全ブレーキが作動するはずですが、運行会社はブレーキが一度かかると再稼働に手間がかかるとの理由で、わざと安全ブレーキが作動しないようにしていたということです。

捜査当局は26日、運行会社の幹部3人を過失致死などの疑いで逮捕しました。