日本から輸入の水産物「7割減」中国8月前年比 処理水放出が影響か
中国が8月に日本から輸入した水産物の総額が、前年同月比で約7割減少していることが分かりました。東京電力・福島第一原発の処理水放出が影響しているとみられます。
中国税関総署が18日に発表した先月の貿易統計によりますと、日本から輸入した水産物の総額は1億4902万元(約30億円)で、2022年の同じ月に比べて67.6%減少しました。
また、減少幅は7月の約29%減に比べて、拡大する形になりました。
福島第一原発の処理水の海洋放出を受け、先月24日から中国で始まった日本産水産物の全面禁輸が大きく影響したとみられます。