ゴールデングローブ賞授賞式始まる アニメ映画『犬王』湯浅監督「獲ってもおかしくはない」
アカデミー賞の前哨戦とされるゴールデングローブ賞の授賞式がさきほど始まりました。受賞が注目されるアニメ映画『犬王』の湯浅政明監督が「式典を楽しみたい」などといまの心境を明らかにしました。
湯浅監督の『犬王』は室町時代に実在した能楽師と琵琶法師の少年の友情を描いた作品です。
――受賞の確率は?
湯浅政明監督「3%ぐらいでは。みんなすごいですね。(でも)獲ってもおかしくはないと思っている。とにかくせっかくのアワード楽しみたい」
一方、ゴールデングローブ賞は投票を行う会員に黒人が1人もいないなど多様性に欠けると指摘され、会員の人種構成などを大幅に見直し今回の開催を迎えています。
会員からはこの構成の見直しが『犬王』受賞の追い風になるのではとの意見も聞かれました。
ハリウッド外国人記者クラブ会員・中島由紀子さん「(他の作品と)どっちにしようかなと思ったときに『ダイバーシティー(多様性)を考えてこっちを入れましょう』とか(の動きはあると思う)」
日本作品のアニメ映画賞へのノミネートは細田守監督の『未来のミライ』以来、4年ぶりで、受賞すれば初の快挙となります。