フランスのマクロン大統領が８日、地方視察中に男に頬を平手打ちされる騒動がありました。

集まった地元の人々に駆け寄る白いワイシャツ姿のマクロン大統領。多くの市民が迎える中、最前列にいた長髪の男に近づき手を差し出すと…次の瞬間、男が片方の手で大統領の腕をつかみ、逆の手で頬を平手打ちに。大統領は警備員に保護され、男はその場で取り押さえられました。

ロイター通信によりますと、平手打ちをした男を含め２人が逮捕されました。男の身元や動機はわかっていませんが、男は平手打ちをする際、「マクロン政権を倒せ！」と叫んだということです。

大統領は来年の大統領選挙に向けて地方視察を始めたばかりで、平手打ちをされた後も握手を続けるなど毅然（きぜん）とした態度を見せていました。