ゼレンスキー大統領、米バイデン大統領と会談へ F16の供与を直接交渉へ
ゼレンスキー大統領は今回、広島でアメリカのバイデン大統領とも会談する予定です。ウクライナにとっては、反転攻勢にむけた重要な会談となります。中継です。
ゼレンスキー大統領は、長距離の攻撃能力があるF16戦闘機の供与を求めていて、バイデン大統領との直接交渉で結論を出したい考えです。
ゼレンスキー大統領は、イギリスなどとウクライナへの戦闘機調達や訓練を支える「戦闘機連合」の構築を求めてきましたが、バイデン政権は戦闘をエスカレートさせるとして、F16の供与に慎重な姿勢を示しています。
バイデン大統領は19日、G7各国の首脳に、ウクライナ軍のパイロットに対するF16の訓練については支援すると伝えました。ヨーロッパの同盟国からF16を供与することを容認する姿勢に傾いたとみられます。直接会談で、こうした意向をゼレンスキー大統領に直接伝えるとみられます。
F16の供与は今後の戦況に大きな影響を与える可能性があり、会談の行方が注目されています。
また、インドやブラジルなど対ロシアで中立の立場を維持している新興・途上国「グローバルサウス」を代表する首脳もこの場に集まっていることから、できるだけ多くの個別会談も行い、ウクライナへの支援に方針転換するよう直談判するものとみられます。