G7サミット開幕“五輪開催への支持”課題
イギリス南西部コーンウォールで11日、G7(=主要7か国首脳会議)が開幕しました。
G7サミット初日は新型コロナウイルス対策や、経済の立て直しが主な議題となりました。
イギリス・ジョンソン首相「この1年半ほどの間に犯した過ちを確実に学び、われわれの経済を回復させる必要もある」
ホスト国・イギリスのジョンソン首相はこのように述べた上で、パンデミックで広がった格差を定着させてはならないと訴えました。
一方、午後にはエリザベス女王の主催で、各国首脳を歓迎するレセプションが開かれました。ウィリアム王子夫妻などロイヤルファミリーも顔をそろえるなか菅首相も真理子夫人とともに出席しました。
Q:日本としては東京オリンピックの開幕が迫っていますが、菅首相はどうアピールしていくんでしょうか?
菅首相としては大会開催に向けて各国から支持を得て機運を高めたい考えです。G7の共同声明には、「開催への支持」を盛り込む方向で調整が進められていますが、どこまで前向きな表現で書き込めるのかが焦点です。
ジョンソン首相との会談では「大会の成功を確信している」などの発言があったということで、菅首相としてはまずまずの滑り出しになったと言えそうです。
2日目となる12日は貿易や外交政策が議題となります。今回のサミットでは、覇権主義的な行動を強める中国への対応もテーマとなりますが、台湾の問題やウイグルの人権問題などでG7として一致してどんなメッセージを打ち出すのかが注目です。