アメリカでは各地で新型コロナウイルスのワクチン接種の促進策が進められていますが、南部・ウェストバージニア州では２０日、接種した人に銃などが当たるくじの抽選が行われました。

ウェストバージニア州では、ワクチンを少なくとも１回接種した人を対象に、毎週、くじの抽選会を行い、日本円で１億１０００万円の賞金や、ライフル銃や散弾銃、トラックなどが当たります。この日は第１回の抽選結果を州知事が自ら発表しました。

ウェストバージニア州知事「ライフル銃の当選者です。チャールズ・モーツさん、ヘザー・ペトリーさん…」

世論調査によりますと、野党・共和党支持者にはワクチンの接種に消極的な人が多い傾向がみられ、共和党が地盤とするウェストバージニア州も接種の促進が課題となっています。アメリカメディアによると、銃を賞品とすることで、銃の所持率が高いとされる共和党支持者に接種を促す効果が期待されるということです。