イラン最高指導者ハメネイ師、国産で初接種
新型コロナウイルスの感染が深刻な中東イランで25日、最高指導者のハメネイ師が、国産のワクチンを接種しました。
厳しい表情を浮かべながらワクチンを接種する82歳のハメネイ師。国営メディアによりますと、接種したのはイランの国産ワクチン、1回目の接種だということで、ハメネイ師は「イラン製のワクチンを接種できるのをずっと待っていた」と述べたということです。
イランは中東で最も感染が深刻な国の1つですが、ハメネイ師がアメリカ製のワクチンを「信用できない」として輸入を禁止したことが影響し、ワクチンを少なくとも1回接種した人の割合が5%にも達していません。
ハメネイ師としては、国産ワクチンの安全性をアピールすることで、接種を促す狙いがあるとみられます。