習主席 米など念頭に“強硬姿勢”強調
中国共産党の創立100周年を祝う式典で、習近平国家主席が演説し、中国への批判を強めるアメリカなどを念頭に、強硬姿勢を強調しました。
習近平国家主席「われわれは偉そうな教師面した態度の説教は決して受け入れない」
また、台湾問題をめぐり「完全統一の実現は歴史的任務だ」と述べ、強い意欲を見せました。
演説は、市内の大型モニターでも中継されました。
演説を聞いた人「とても幸せで興奮します」
演説を聞いた人「新型ウイルスへの対応は、ほかの国はダメ。わが国だけがちゃんとできている。だからわれわれは共産党と国家を信じるべきだ」
今回の演出の狙いについて、専門家は次のように述べています。
東京大学公共政策大学院・高原明生教授「(天安門の)肖像画で毛沢東が着ている服と全く同じ中山服(人民服)を着て習近平が出てくるという演出をし、偉大なる指導者であるということを視覚的にもアピールする意図が見受けられる。毛沢東と並び立つ偉大な指導者であると訴えたいのだと思う」
来年の党大会で習氏は異例の長期政権に踏み出すとみられており、自らの権威を高める狙いがありそうです。