WHOが「緊急事態宣言」終了 新型コロナで大きな節目
WHO(=世界保健機関)は5日、新型コロナウイルスに関する「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」の宣言を終了すると発表しました。
テドロス事務局長「大きな希望を持って、新型コロナが世界的な保健上の緊急事態でなくなったことを宣言する」
テドロス事務局長は5日、ワクチンの普及や感染によって免疫力が高まり、死亡率が低下したことなどから、緊急事態宣言を終了すると発表しました。
一方、「新型コロナが脅威でなくなったことを意味するわけではない」と強調した上で、「各国が緊急事態から、他の感染症と同様に管理する段階に移行する時が来たということだ」と述べ、引き続き警戒を呼びかけました。
2020年1月からおよそ3年3か月続いた緊急事態宣言の終了が決まり、世界の新型コロナ対策は大きな節目を迎えたことになります。